ベトナムの世界遺産
フエの建造物群


登録名
Complex of Hue Monuments


ベトナム最後の王朝である
グエン朝の首都としてフエの
内乱と被支配の続いた地に
グエン朝ゆかりの建物が点在
しています。


フォーン川を挟んで新都市の
対岸にある旧市街は人通りも
少なく静かなたたずまいで
旧市街の中心には１８２２年に
完成したミンマン帝の
グエン朝王宮があります。


中国の故宮を模した王宮は
厚い壁と濠に囲まれていて
石造りの王宮門は正午になると
ちょうど真上に太陽が昇る
ことから午門とも呼ばれます。


門の正面には政務や儀式の
執り行われた太和殿があり
随所に龍の装飾があります。


裏手には小規模ですが
紫禁城をまねた城がありましたが
ほとんどの建物がインドシナ戦争や
ベトナム戦争で消失し残っているのは
興廟や顕臨閣など十数棟です。


フエの郊外にはグエン朝歴代皇帝の
墓廟が点在していて国内が安定していた
時期、皇帝たちは宮殿の増築より
自らの陵墓の建築に熱心でした。


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