タイの世界遺産
古都スコタイと周辺の古都


登録名
Historic Town of Sukhotai and
Associated Historic Towns


１２２０年頃にタイ族がカンボジアの
クメール族を打ち破りタイ族による
歴史上初の王朝であるスコタイ王朝が
誕生しました。　


スコタイ王朝は第三代ラムカムヘン王の
時に全盛期を迎えました。


ラムカムヘン王は中国に入貢する他
クメール文字を改良してタイ文字を
つくりあげたりスリランカから上座部
仏教を取り入れて仏教美術を築き
あげるなど文化や芸術に力を入れました。


寺院建築などの財政負担増加で
人々の疲弊は進み国力は次第に
衰退し１４３８年に南方のアユタヤ朝の
属国となり幕を閉じました。


現在スコタイ王朝遺跡は
タイ政府とユネスコの
強力によってスコタイ遺跡公園として
保存されています。


公園の中心が城壁で囲まれた
都城で中央部分にはスコタイ独自の
建築様式であるハスのつぼみ形の
巨大な仏塔をもつ王室寺院
ワット・マハタートがあります。


その東側にる宮殿跡からは玉座や
石碑が見つかっています。


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タイの世界遺産
古都アユタヤと周辺遺跡


登録名
Historic City of Ayutthaya and
Associated Historic Towns


１３５０年から約４００年間続いた
アユタヤ王朝の首都が四方を川で
囲まれた水の都アユタヤです。


１７世紀のナライ王の治世には
中国やペルシア、ヨーロッパ諸国とも
外交関係を結び国際貿易都市として
発展しました。


日本からも朱印船がやってきて
最盛期には１６００人もの
日本人がアユタヤに居留していたと
言われています。


しかし１７６７年、ビルマ軍の
侵略によってアユタヤは徹底的に
破壊され王朝は滅亡しました。
今も当時の四股のない石仏などが
残されています。


１４９１年に建立された
ワット・プラ・スィー・サンペットには
スコタイの影響を受けた仏塔が
三基並んでいてアユタヤ王朝時代には
高さ１６mの黄金の仏像がありましたが
ビルマ軍に破壊されました。


ワット・プラ・スィー・サンペットと
並んで重要とされる寺院が１４世紀に
建てられたワット・プラ・マハタートです。
当時は黄金に輝いていたようですが
これも当時の面影は全く残っていません。


４４mもの高さの仏塔も破壊され
木の根に挟まれた仏頭だけが
遺っています。



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タイの世界遺産
バン・チェン遺跡


登録名
Ban Chiang Archaeological Site


１９６６年にハーヴァード大学の
学生が静かな農村バン・チェンに
訪れる偶然、素焼きの土器を発見
したことがきっかけで東南アジアの
歴史上、大変重要な先史時代の
遺跡が発掘されました。


幾何学模様が描かれた土器は
紀元前３０００～紀元前２０００年頃
の物と考えられていてバン・チェン
縄文土器と呼ばれこの地域の
独特な文化が明らかになりました。


先史時代の生活を明かす貴重な
材料となった人骨やガラス玉に
青銅器の指輪や鉄製のナイフなどが
発掘されています。


この出土品などは隣接地の
バン・チェン国立博物館に
展示されていて発掘現場も
公開されています。


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タイの世界遺産
トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン野性生物保護区


登録名
Thungyai-Huai Kha Khaeng Wildlife
Sanctuaries


かつてミャンマーまで続いていた
泰緬鉄道が通化するタイ西部の町
カンチャナブリー郊外に人の
立ち入れない自然保護区の
トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン
野性生物保護区があります。


タイ西部で最大規模の自然と
森林が残り希少動物の
マクジャクをはじめヒョウや
ゾウなどもみられ東南アジアに
生息する哺乳類の３０%以上が
観測されています。


カンチャナブリー周辺には
洞窟や滝のあるサイヨーク
国立公園やトラやゾウのいる
シー・ナカリン国立公園などが
あり週末には観光客が大勢
訪れます。


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