モーリタニアの世界遺産
アルガン礁国立公園


登録名
Banc d'Arguin National Park


アルガン礁国立公園は
暖流と寒流だ交じり合う
沿岸で渡り鳥の越冬地です。


沿岸には餌が豊富なため
鳥類だけではなく希少な
海洋動物の生息地でもあり
ブラン岬にはチチュウカイ
モンクアザラシの全生息数の
四分の一が住んでおり
ウスイロイルカやシワハイルカ
などもみられます。


海岸線のすぐそばまで
砂漠が迫っていて
深刻な問題になっています。

モーリタニアの世界遺産
モーリタニア内陸部の古代集落


登録名
Ancient ksour of Ouadane Chinguetti,
Tichitt and Oualata


１１～１２世紀にかけ北アフリカと
サハラ砂漠以南を結ぶ交易路が
発展し、モロッコからは主に塩や
装身具、マリやガーナからは
黄金の象牙、奴隷などが運ばれました。


その中継都市としてシンゲッティー
ウワダン、ウワラタ、ティシットの
４つの隊商都市が栄えました。


中でもシンゲッティー王国の都であった
シンゲッティーはイスラムの第７の
聖地でもありモーリタニアやモロッコ
からのメッカ巡礼の旅えの集結地に
なっていました。


これらの都市の特徴は石壁などで
囲まれた旧市街クスールにあります。


モスクを中心に中庭とテラスを
備えた家と細い路地により
成り立ちオアシス都市特有の
集落を形成しているのが
クスールです。


隊商路の変更や縮小につれ
隊商都市は衰退し砂漠化の
一途をたどる他の町に比べると
当時の繁栄振りをうかがえる事から
４つの隊商都市が世界遺産に
登録されました。