エジプトの世界遺産
アブ・シンベルからフィエラまでのヌビア遺跡群


登録名
Nubian Monuments from Adu
Simbel to Philae


フィラエ島に建てられた
イシス神殿はエジプト最南部
ヌビア地方に残る遺跡群を
代表するひとつです。


もうひとつが第１９期王朝に
君臨したラムセス２世による
アブ・シンベル神殿です。


２２歳で即位し２５歳のときに
ヒッタイトとカデシュの戦いを
引き分けた後は精力的に行っていた
外征を控えてエジプト中に
巨大な建造物を建て始めました。


そのひとつであるアブ・シンベル神殿は
高さ３３m、幅３８mのファサードを
もつ大神殿と最愛の妃ネフェルタリに
贈られた小神殿が少し離れて並んで
います。


入口に彫られたラムセス２世の
巨大な像に内部の美しい壁画
カデシュの戦いを描いたレリーフなど
ファラオの偉大さを物語る。


アスワン・ハイ・ダム建設のため
水没の危機にさらされましたが
１９６８年にユネスコの
救済活動で神殿を１６０００個に
分割、解体してやや内陸の高台に
移築されました。



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