モロッコの世界遺産
古都メクネス

登録名
Historic City of Mekunes


１７世紀にアラウィー朝のムーレイ・イスマイルは
フランスのルイ１４世に憧れヴェルサイユに負けない
華麗なイスラム王都をメクネスに建設しようとしました。


古い建物を壊しイスマイル宮殿、マンスール門、マドラサや
４０ｍに及ぶ城壁など次々と建てました。


この城塞都市はいずれも豪華を極める物で、足りない資源は
マラケシュのエル・バディ宮殿や別の都市から集めました。
そのためエル・バディ宮殿は見る影もなくなってしまったと
いいます。


また強力な兵力を誇る黒人奴隷軍団を作り敵対する
キリスト教徒を地下牢に放り込んだといいます。


巨大な穀物庫は人間だけでなく１２０００頭の馬を
養える規模があり水の館というダール・エル・マでは
驢馬や馬を使い水を汲み上げてました。


この食料と水で非常事態が生じても２０年は篭城が
可能だったといいます。


しかしイスマイル王の死後は国内が乱れて都は移され
完成しないまま幕は閉じてしまいました。




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