ネパールの世界遺産
仏陀の生誕地ルンビニー


登録名
Lumbini, the Birthplace of the Lord Buddha


ルンビニーは仏教の開祖仏陀、釈迦の
生誕地で園林を意味します。


仏陀は紀元前４世紀後半に
この園林の無憂樹(沙羅樹)の下で
麻耶婦人の右脇から誕生したといいます。


インドのブッダガヤ、サルナート
クシナガラとともに４大聖地の１つです。
仏陀生誕の遺跡はルンビニー聖園として
保存、公開されています。


古代インド、マウリヤ朝の
アショカ王はこの地を巡礼し
仏陀の生誕地を示す石柱を建立
しました。
この石柱は１８９６年に発見され
仏陀生誕地ルンビニーを裏付けました。


麻耶夫人が出産後に沐浴を
したと言われる池も残っています。


また中国からインドの仏典を求め
玄奘三蔵も訪れたといいます。






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ネパールの世界遺産
カトマンズの谷


登録名
Kathmandu Valley


ネパールの首都カトマンズは
標高１３５０mのカトマンズの谷の
中心に位置します。


ネパールは３８の民族からなる
多民族国家でこの谷は先住民
ネワール族が開いたのが始まりです。


１３～１８世紀のマッラ王朝時代に
カトマンズは工芸や商才に長けた
ネワール族の町パタンと中世の
息遣いが色こく残るバドガオンと
ともに王国の１つとして繁栄し
１８世紀の後半にネパールの
首都になりました。


全域がヒンドゥー教と仏教の
信仰の地であり木造の家並みが
ひしめく路地の間には寺社や
仏塔、沐浴場に庭園、仏像などが
無数に見られます。


カトマンズ旧市街の中心である
王宮にはダルハール広場に面し
広場周辺には生き神様クマリが
暮らす寺や、多くの寺院が建ち
並んでます。


カトマンズの谷、西方の小高い
丘の上に有名な黄金のストゥーパ、
スワヤンブナートがありネパールの
代表的なもので約２０００年前に
建てられたといいます。


１３０に及ぶ建造物のいずれも
両宗教の信仰の対象ですが
宗派の違いによる対立もなく
穏やかな共存がなされていました。




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ネパールの世界遺産
ロイヤル・チトワン国立公園


登録名
Royal Chitwan National Park


ヒマラヤ山脈の麓に位置する
チトワンはインドとネパールの
国境に広がるタライ平原の
自然保護区です。


東西に８０km、南北に２３kmに
及ぶ広大な地域には豊かな動植物相に
恵まれています。


軍隊により密猟者から守られ
インドサイやベンガルタイガーなどの
希少種は絶滅から逃れつつあります。


ワニの繁殖地であるナラヤニ川を
カヌーで渡ったり、ゾウの背に
乗って園内を回ることができます。




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ネパールの世界遺産
サガルマータ国立公園


登録名
Sagarmatha National Park


サガルマータとは世界最高峰の
エベレストのネパール名です。


エベレストを中心に雄大な山々と
氷河、深く切り込んだ渓谷が
幾つも連なり地球規模の
景観が広がっています。


公園内には、ユキヒョウや
レッサーパンダなどの希少種が
生息しています。


登山隊のポーターを表す代名詞にも
なったシェルパ族の生活圏であるため
公園内には僧院や集落が所々に
あります。


ラマ教を深く信仰する
シェルパ族の温かい民族性と
文化がこの地域のさらなる魅力です。



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