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03:35:29
ギリシアの世界遺産
エピダウロスの遺跡



登録名
Archaeological Site of Epidaurus


医神アスクレピオスを祀る古代医療センターの
エピダウロスに病に掛かった古代ギリシャ人は
訪れていました。


アスクレピオスの生地であり
また死人まで甦らせるといわれ
讃えられた医神でした。


地中海沿岸に広がった医神信仰の
聖地で貢ぎ物を捧げ仮眠をとると
蛇に姿を変えたアスクレピオス神が
夢に現れ治療法の示唆をしてくれると
いわれています。


祭祀の指導による治療は運動やマッサージ
演劇や音楽鑑賞など現代のヒーリングに近い。


現在も劇場では毎年7~8月にギリシア古典劇が
上演されています。



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03:39:08
ギリシアの世界遺産
サモス島のピタゴリオンとヘラ神殿



登録名
Pythagoreion and Heraion of Samos


サモス島はエーゲ海東南部の
トルコ沿岸まで2kmの場所に浮かぶ
人口4万人の交通設備の整った島です。


紀元前6世紀にポリュクラテス
政治の拠点にしたことで政治文化的に
繁栄しました。


島の南東部には当時の水道トンネルが
あり全長1kmにおよび山の両側から
掘り進み繋がった時には数10cmの
誤差しかなかったといいます。


数学者ピタゴラスはこの全盛期に
麓の漁港ティゼニで生まれました。
彼を讃え1955年に町名が
ピタゴリオンとなりました。

紀元前16世紀に女神信仰があったサモス島
大女神ヘラの生誕地とされていて
ピタゴリオンの東6kmの所に
ヘラを祀る大神殿がありましたが
現在は1本の石柱が残るのみです。
石柱の大きさからみてパルテノン
超える最大規模だったと推測されています。



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01:03:43
ギリシアの世界遺産
アテネのアクアポリス



登録名
Acropolis,Athens


ギリシア首都アテネの町の中心に
西側を除く三方が絶壁で石灰岩の
丘に
町の守護神・知恵の女神アテネ
捧げる神殿
パルテノン
建てられています。


都市市民にとって精神的な中心となり
これが「高い丘の上の都市」の意味をもつ
アクアポリスです。


高さ12m、青銅製のアテナ神像が置かれている
パルテノン神殿は当初全体が彫刻像やレリーフで
飾られた芸術作品でした。


ローマ帝国支配下に入り17世紀後半には
衰退し廃墟となりましたが、アクアポリスは
町のどこから見ても聖の美しさを感じます。


古代ギリシア最大の都市国家となったアテネは
人類初の民主主義国家が実現した場所でもあります。


アクアポリス博物館や国立考古学博物館には
アクアポリスでの出土品が展示されています。



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01:05:36
ギリシアの世界遺産
ヴェルギナの遺跡



登録名
Archaeological Site of Vergina


紀元前4世紀頃、フィリッポス2世の下で
急速に勢力を拡大した
マケドニア王国
北ギリシア一帯を統一しました。


アレクサンドロス大王
は彼の意思を継ぎバビロニアシリア
エジプト
まで支配におき世界帝国を
築きました。


以後何世紀も世界中に大きな影響を与えた
ヘレニズム文化は
この広大な地域で花開いたのです。


マケドニア自体はローマの属州になってから
消滅してしまいました。


1977年にアンドロニコスが
紀元前4世紀のマケドニアの墓を
ヴェルギナで発見し注目を浴びました。


神殿のようなファザード
神々の戦士が描かれた左右の壁面
3号墓室からは火葬遺骨とともに
王国の紋章が付いた黄金の骨箱
武具や装飾品など副葬品が出土したので
フィリッポス2世の墓ではないかと
いわれています。



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01:07:29
ギリシアの世界遺産
デルフィの遺跡



登録名
Archaeological Site of Delphi


ギリシア中部のパルナッソス山の
南麓にあった都市国家デルフィ
有名にしたのは神託でした。


神託とは神のお告げのことで
古代ギリシアでは個人はもとより
国家の大事を決定するときにも
重要視されデルフィの神殿で授かる
太陽神アポロンの神託は紀元前6世紀に
全世界に名声をとどろかせました。


現在は土台と数本の柱だけが残っている
アポロン神殿の内室にはアポロン像がおかれ
前室の地下聖堂にある鍾形の大理石
オンファロスの上で
巫女による神託が行われていたといいます。


世界は平たい円盤でありその中心が
デルフィであると考えられていました。
「大地のへそ」といわれる石はデルフィ博物館に
展示されています。


聖域は神殿だけでなく東西1300m
南北1500mにもなり当時の参拝と
同じ順路で見学ができます。


参道には多くの都市国家が献じた祭壇や
宝庫、奉納記念碑などがあります。



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